SDGs地域とともに育つ力を育む──亀山高校で特別講義を実施

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サステナビリティをテーマに、「ビジネス的視点」に触れる学びの場を提供

SPSの取り組み

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地域の自然に学び、サステナビリティの視点を育むプログラム設計

三重県立亀山高等学校が推進する「地域とともに育て、地域で活躍する人材育成プロジェクト」において、同校の生徒20名を対象に特別講義を実施しました。
「水を通じて自然と共生すること」をテーマに、地域の水資源やサントリーの「天然水の森」活動を題材に取り上げ、SDGsの視点を交えながら自然との関わりを考える内容を展開。身近な環境から課題を見つめることで、生徒たちが自分自身と地域の自然・社会とのつながりを考えるきっかけとなるよう、プログラムを設計しました。

point2

「問い」を起点に思考を深めるビジネス的アプローチを導入

講義後半では、「なぜ?」を繰り返して本質を探る「WHYツリー」や「PDCAサイクル」などのビジネス的な思考法を用いたワークショップを実施しました。生徒たちは、自ら問いを立て、自由な発想でアイデアを広げながら、課題を構造的に捉えるプロセスに挑戦。このようなアプローチを通じて、探究心や論理的思考力を高め、課題に向き合う視点や発想の幅を広げることを目指しました。
SPSは今後も、学びや対話の場づくりを通じて、地域との関係性を深めながら、新たな取り組みを展開していきます。

<実施概要>
■日時  :2025年6月23日(月)13:25~15:15
■参加人数:20名
■場所  :三重県立亀山高等学校

インタビュー

本校の教育目標の一環であるこのプロジェクトにおいて、今回はSDGsの視点を取り入れながら、地域の自然との関わりについて深く考える機会をつくりたいと考え、SPSさんに講義をお願いしました。水や森といった身近なテーマを通して、生徒たちが普段の生活の中では意識しづらいことに目を向けるきっかけになったと思います。
加えて、ビジネス的な思考法に触れたことも印象的でした。これから先、子どもたちは答えのない問いに向き合っていくことが求められます。今回の講義は、そうした姿勢を育むうえで、“生きた知識”を体験として得られる貴重な機会となりました。
今後はこの取り組みをモデルケースとして、さらに広げていきたいと考えています。
(三重県立亀山高等学校 教頭 西川勝利)