組織風土醸成サントリー理念浸透施策「創業の地ツアー」の再設計・運営構築
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創業時の理念や精神を継承し、従業員の考動実践につなげるために
SPSの取り組み
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一体感のある経営に必要な理念浸透活動「創業の地ツアー」
サントリーでは、「やってみなはれ」「利益三分主義」などの創業時からの理念や精神を継承し続けるために、以前より創業者・鳥井信治郎が生まれ育った大阪の時代背景や企業家精神を学ぶための「創業の地ツアー」を、希望する一部社員を対象に行っていました。ツアー参加者からの好評を受け、益々グローバルに拡大し多様化していく上でも、社員一人ひとりが創業者の想いや理念を理解し日々の行動や業務に活かし続けるため、「創業の地ツアー」を再設計し仕組み化していくことにしました。
SPSは、作り手の想い・こだわりをわかりやすく伝えファン作りにつなげるノウハウを活かし、このツアープログラムの企画設計とサステナブルな運営構築をサポートしています。
point2
年間1,000 名の受講を見込んだ「理念」と「業務での考動実践」をつなげるツアー構築
再設計したツアーは、「大阪企業家ミュージアム※)」から始まり、創業者・鳥井信治郎の生家跡、初の丁稚奉公先である小西儀助商店(現:コニシ株式会社)やサントリーの前身となる壽屋跡地などを、専用リーフレットを手にして巡りながら、創業者の生い立ち・人となり・想いを追体験します。
また、ツアーガイドは創業家を良く知る定年を迎えたサントリー元社員が務め、日常で起こった創業家とのエピソードを交えながら案内し、参加者は、より身近に創業家の人となりや想いに触れることができます。今までの座学研修や、映像・書籍の鑑賞だけでは難しかった実体験を通じた「理念に対する深い理解」を促すことが可能になりました。
<ツアー概要>
■ツアー開始:2025年5月8日(木)13:00~17:00 月4回程度予定
■参加人数 :各回約20名
■実施場所 :大阪市中央区など創業者・鳥井信治郎ゆかりの地
■対象者 :サントリーグループ全社員(年間1,000名想定)
※)大阪企業家ミュージアム :明治以降、大阪を舞台に活躍した 105 名の企業家を展示し、「企業家精神」を伝える施設。<設立・運営>大阪商工会議所
テストツアー参加者の声
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ツアーを通じて、創業者のことを自分とつながりのある「より近い存在」として感じることができた。
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鳥井信治郎が見ていた風景を想像しながらサントリーが歩んできた歴史を振り返って、これからの未来にどう貢献していこうかと考えた。
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自身もサントリーの歴史の一端を担っている自覚ができ、誇りに思う。サントリアン(サントリー社員)としてふさわしい行動をし、より一層業務に励みたい。