SDGs海外産業人材育成協会(AOTS)主催セミナーでSPSのメンタルヘルス対策をご紹介

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社員の心身の健康を「資産」と捉え、組織全体でメンタルヘルス対策に取り組む

  • 取り組み概要

    一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)が国際労働関係事業の一環で行う、経営幹部のための労使関係・人事労務管理コース(ERHE)において、東南アジア諸国の経営者・人事部関連等の16名の方々がSPS豊洲本社に来社されました。本年2月に実施した同プログラムの評判が良く、2回目の開催となりました。

    今回もSPSの人事部門であるSPC推進センターから、メンタルヘルス対策の取り組みをテーマに、日々サービス業の現場で細やかな顧客応対が求められる社員に対するメンタルヘルスケアの仕組みをどのように整えてきたのか、具体的な事例をご紹介しました。

    ※「SPC推進センター」について
    ”SPC(Service Profit Chain)”とは、従業員満足度の向上が、従業員のサービス品質の向上に繋がり、顧客の満足度、最終的には企業収益の向上へと循環していくというフレームワークを指し、特にサービス業において用いられる概念です。
    弊社では会社として質の高いサービスを提供するにあたり、人事部門が土台となって現場の社員の力を最大限に引き出す役割を果たすという思いを込めて部門名にしています。

SPSの取り組み

point 1

メンタルヘルス不調者を社内で「ゼロ」にすることは不可能であるという前提に立つ

SPSではメンタルヘルス不調者を社内で「ゼロ」にすることは不可能であるという前提の下、心身のコンディションの波に対処する力を本人と組織全体で養うことをメンタルヘルス対策の基本スタンスとしています。

2019年以前、社内のメンタルヘルス不調による休職者は増加傾向にあり、職場復帰に向けた支援や、日常的なメンタルヘルスケアの必要性が高まっていました。2020年に産業保健体制の見直しと強化を図り、現在は医療職との面談件数は約3倍に増加し、その数は減少傾向にあります。

point 2

メンバーのメンタルケアは上司の役割の一つ

メンバーが健康的に働ける環境づくりは上司の重要な役割の一つであり、メンバーに対するメンタルケアは業務として日常的に行われています。

医療者や専門家ではない立場だとしても、メンタルヘルスの基礎知識を身に付け、メンバーにしっかりと耳を傾けて一番のサポーターとなるよう管理者向けプログラムでは指導をしています。

参加者の声

  • 私たち全員にとって、まったく新しい知見だったと思います。特に昨今はインフレやコロナ禍で誰もがストレスを抱えやすい状況です。教えていただいたことをフルに活用し、同じようなプログラムを家族やコミュニティを巻き込んで設計していきたいと思います。そして願わくは、本人が充分な社会生活を送りながら復職できる道筋を整えられればと思います。

    メンタルヘルス対策を行う企業は数多あると思いますが、それぞれのニーズに則して構築されているところが素晴らしいと思います。社員の方を思って設計されつくしたプログラムに感銘を受けました。(パキスタン・小売業HR責任者)

  • 私たちに向けて素晴らしい門戸を開いていただきました。沢山の質問にも丁寧にお答えいただいたことにも感謝しています。今後私たちも同様のことを自社で実施できればと思います。(ガーナ共和国・雇用主協会HRマネージャー)

インタビュー

この度は見学をお引受けいただき誠にありがとうございました。日本の中でもここまで組織的に従業員のメンタルヘルス対策に取り組まれている企業様は珍しいと思います。

私が以前勤めていた会社で長時間労働を強いられていた時には、残念ながらここまで組織的な手厚い対策は為されませんでした。そのようなことからすると、今回は参加者の皆様にとって極めて先進的な取り組み事例を直接学んでいただける大変貴重な機会となったと、心から感じている次第です。

お忙しい中このような貴重な機会をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

<海外産業人材育成協会(AOTS) セミナーご担当者様>

この度は見学をお引受けいただき誠にありがとうございました。日本の中でもここまで組織的に従業員のメンタルヘルス対策に取り組まれている企業様は珍しいと思います。

私が以前勤めていた会社で長時間労働を強いられていた時には、残念ながらここまで組織的な手厚い対策は為されませんでした。そのようなことからすると、今回は参加者の皆様にとって極めて先進的な取り組み事例を直接学んでいただける大変貴重な機会となったと、心から感じている次第です。

お忙しい中このような貴重な機会をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

<海外産業人材育成協会(AOTS) セミナーご担当者様>