劇場・コンサートホール宮崎市民文化ホールへのコンサルティング支援を実施
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“文化活動の循環”を育む支援モデルを構築
SPSの取り組み
point1
休館期間を“文化活動の空白”とせず、次へとつなぐステップに
2022年から学校法人宮崎総合学院が指定管理者を務める宮崎市民文化ホール(宮崎県宮崎市)において、施設運営に関するコンサルティング支援を行っています。
1996年開館の宮崎市民文化ホールは、著名アーティストの公演から市民イベントまで地域文化を支えてきました。
しかし、2025年10月から2026年12月まで大規模改修に伴いホール系施設が休館予定です。SPSは、この期間が文化活動の途切れにならないよう、再開館後へつながる取り組みを支援。活動の継続や地域とのつながりを保ち、“文化の循環”を生み出す運営スタイルの構築を進めています。
point2
地方の情報課題に応える実践的サポート
地方の文化施設における大きな課題の一つが、都市部に比べて最新の業界動向や成功事例に触れる機会の少なさです。宮崎市民文化ホールにとっても、館外での広域的な活動やアウトリーチを進めるうえで、情報やノウハウへのアクセスは欠かせません。
SPSは全国80施設の運営で培った知見を活かし、現地およびオンラインでのスタッフ向けセッションを通じて、業界トレンドの共有、SNS戦略や広報体制の見直し、自主事業やアウトリーチの企画支援、提案書作成などを実施。このような支援を通じて、地域文化の持続的な発展を後押ししています。
インタビュー
SPSさんにはイベント等のノウハウについて的確な回答やアイディアを提案してもらい、とても参考になっています。例えば、6月に開催したダンスイベントの企画の際には県外の高校のダンス部をご紹介いただいたことで、イベントが大変盛り上がりました。圧巻のパフォーマンスは地元の高校生にも大きな刺激となり、ダンスを通じて県内外の高校生に交流が生まれたことは非常にありがたかったです。
また、全国の文化ホールの自主事業やSNS戦略など、最新の情報を丁寧に教えていただけることも頼りにしています。都心から離れた地域の施設としては、こうしたリアルタイムな情報に触れる機会が少ないため、心強い支えとなっています。
私が館長に就任して1年4か月が経ち、文化芸術が持つ力を改めて実感しています。コンサートやイベントなど、さまざまな文化体験は人々に明日への活力を与えるものだと思います。当ホールが市民の皆さんにとってそんな場所であり続けられるよう、SPSさんと連携しながらさらに充実した運営を目指していきたいと思います。
<宮崎市民文化ホール 館長 山内良昭>